子不語の夢と乱歩・不木を語ろう
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タイトル Re^3: 初版と第二刷との差違
投稿日: 2005/05/16(Mon) 21:03
投稿者皓星社 佐藤健太

森様

一部ご返答が遅れまして申し訳ありません。さて66〜67頁脚注(八六)「前田河広一郎氏に」についてですが、底本は『江戸川乱歩推理文庫61 蔵の中から』(講談社、昭和63年)です。ご指摘にありますとおり、促音の「つ」は小書き、「云はれる」は「云われる」です。私のチェック漏れで、恥ずかしい限りです。

263頁脚注(四八一)の文末、「男色を意味する「いわつつじ」は、おそらく、「言わづ通じる忍ぶ恋」を表すものと考えられる」について、脚注執筆の村上裕徳さんに聞きました。村上さんにかわりましてご返答申し上げます。
たしかに正しくは「言わず通じる」とするところですが、「いわつつじ」に引っかけ、あえて「言わづ」としたとのことです。言葉遊びのようなものとお考えいただければ幸いです。江戸時代の狂句などではこのような言葉遊び的な仮名遣いもあるので、村上さんは「言わづ」のママがふさわしいとお考えです。

簡略ながら失礼いたします。


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