子不語の夢と乱歩・不木を語ろう
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タイトル 正誤表+餘談・本位田準一のこと
投稿日: 2005/05/25(Wed) 21:56
投稿者森 洋介
参照先http://www.libro-koseisha.co.jp/shifugo/shifugo-seigo.html

 お答へありがたうございます。 

>  それから、改訂表の末尾に謝辞を入れてあるのですが、そこに森さんのお名前も加えさせていただいてよろしいでしょうか。

 「開いた牢」氏の多大な貢獻と竝べてわざわざ名を出されると却って氣が引けます。特に記さない方が結構に存じます。尤も、掲示板に姓名を記した以上、それを轉記されるといふなら止められる筋合ひでもありませんから拘はりません。いづれなりと御隨意に。 
 それより「改訂表」最下段の「更新日 05.3.4 」といふのを直した方がよくはありませんか。 
 なほ「改訂表」で追加して戴いたうち、「本位 田準一」と苗字の途中で半角空きになってゐるのはなぜでせう。
 因みに本位田準一は昔から何となく興味がある人物で、以前昭和四十年代の『民間傳承』のバック・ナンバーに目を通してゐたら、本位田が「横溝武夫君追悼昔話」といふのを執筆してゐて(No.273、一九六六年七月)、意外な見つけものでした。他にも關係者で松浦泉三郎「「実話雑誌」の会」といふ記事もあったりして(No.274、一九六六年十月)、何だか民俗學の雜誌らしくもないと思ったら、そもそも『民間傳承』發行所の六人社といふのが、本位田を中心に戸田謙介を經營者としてほか横溝武夫ら六人が集まって作った社だったといふ經緯があったやうです。これはNo.269(一九六五年七月)の野村和三郎追悼集に本位田準一がちょっと書いてゐますが、それがなぜ民俗學書出版に移行したのやら。誰かこの邊、詳しく調べてゐる人があると出版史にとどまらず面白くなりさうなんですが。岩田準一のこともあるし、『犯罪科學』(武侠社)の後繼誌は『人情地理』でしたし、探偵小説趣味は意外に民俗學の近傍にあった――と、さう思ふのは私一個の讀書嗜好を投映しすぎなのでせうか。餘談でした。


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