タイトル | : 「江戸川乱歩旧蔵江戸文学作品展」 |
投稿日 | : 2005/06/03(Fri) 23:30 |
投稿者 | : 森 洋介 |
参照先 | : http://opac.rikkyo.ac.jp/oshirase/edobungaku.html |
名前の件は、既に申しました通り、強ひてこだはりませんのでそちらの御随意に。お任せします。
餘談ついでに、藤澤衞彦は面白いと思ひます。雜誌『傳説』(日本傳説學會)は、昔やはりバラ數册を買った後で、複刻版(有明書房)が出てゐるのを知ってそちらのセットを入手しました(重複分、お讓りしませうか)。あれにも探偵趣味がありましたか。久しぶりに讀み直す興味が湧きました。
他に藤澤衞彦では、雜誌『獵奇畫報』(日本風俗研究會)も揃へてしまったものの、とにかく著書の多い人で中々全貌は掴めません。これはもう、もっと購入資金に惠まれた熱心な蒐集家にやって貰ひたい……。ただ、私藏する藤澤著書のうち、一册だけは價値があるかも。印刷中押收されて存在しない筈の發禁本『變態交婚史』がなぜか安く手に入りまして、しかも、同書の城市郎氏所藏本を他の〈變態十二史〉シリーズ各卷と共に寫した書影ではこの卷だけ表紙裝丁が安っぽく後から綴ぢ直した外觀なのに、私藏本はちゃんとシリーズと揃った表裝になってゐるのです。いっぺん誰か詳しい方に知らせて見て貰ふべきではないかと思ってゐます(が、一體どなたに教へを乞へばよいやら)。
> そうそう、大塚さんと言えば、今度昭和文学会で講演をお願いしています。6月11日於早稲田大学旧小野講堂……って、森さんは当然ご存じでしょうし、もしかすると宣伝の機会を振ってくれたのかな、と思ったりしますが、さすがに考え過ぎでしょうか。
ハイ、買ひ被りです。昭和文學會の大會日程すら存じませんでした。『新青年』研究會のサイトで宣傳していらっしゃるのも氣づかずにゐて、おっしゃられてから確認したほど、學會消息には疎い次第で。
http://sinseinen8.at.infoseek.co.jp/topr.htm
しかし調べてゐたら同日、六月十一日は、重なって日本近世文學會(於立教大學)で「江戸川乱歩と近世資料 ―旧蔵書に関する一考察―」といふ發表もあるやうです。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/nkb/doc/taikai.html
これに合せて立教大學では「江戸川乱歩旧蔵江戸文学作品展」を十日から十二日まで開くのだとか。勿論、御存知でせうが。
http://opac.rikkyo.ac.jp/oshirase/edobungaku.html
恰度池袋に別の用事(民俗學關係)がありもしますし、失禮ながらいまいち食指の動かない特輯の昭和文學會は御免蒙って、近世文學會+亂歩藏書展の方へ行かうかと思案してをります。惡しからず。