Webコラム「 メルマガバックナンバー 」一覧
- 第7回 答えから引く法――頼朝の刀の銘は?
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小林昌樹(図書館情報学研究者) 自分は西洋史出身のせいか、日本、それも前近代の歴史モノが苦手である。ただ、幸か不幸か、図書館のレファレンスでは、くずし字の読み解きなどは謝絶してよいことになっており、司書でいる限り古文書読 […]…続きを読む
- 第6回 「として法」――ツールのない調べ物にツールを用意する
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小林昌樹(図書館情報学研究者) ■1ジャンルあたり150冊のレファ本があるけれど 国会図書館のレファレンス室(館内的には専門室と言う)へ行くと体感できるが、いろんなジャンル、主題にいろんなレファ本がすでにある。 私がいた […]…続きを読む
- 第6回 宝文館の編集者(1)――岡野英夫と花村奨
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河原努(皓星社) ■トナカイ村 何年か前に東京古書会館での古書展で、簡素な同人雑誌を見つけた。20頁余のホチキス止めで、表紙には『児童文学の雑誌 トナカイ村』とあり、さらに中央部に縦書きで「岡野英夫追悼特集号」と書かれて […]…続きを読む
- 第5回 人類学が「書かれたもの」を見る時、書物論もまた人類学を見返しているのだ
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■ティム・インゴルド『ラインズ 線の文化史』工藤晋訳、左右社、二〇一四年六月 読了 2014/9/17 目次: http://sayusha.com/catalog/books/longsel […]…続きを読む
- 第1回 民芸に心惹かれる理由(本屋B&B 錦織可南子さん)
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■新連載《よめば羊もよってくる》 この企画は、本を起点とした方々に、今興味を持っていることや夢中になっていること、知って欲しいこと、変えたいと感じていることなどをご紹介いただき、その関心を読者の皆様へ繋げていきたいという […]…続きを読む
- 第5回 明治期からの新聞記事を「合理的に」ざっと調べる方法
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小林昌樹(図書館情報学研究者) ■新聞紙*自体のこと 幕末明治から新聞紙が作られてきた。図書館にもそれらは備えられたのだが、通常、消耗品として廃棄され、帝国図書館ですら主要紙の保存に留まった。新聞紙の史料としての価値に気 […]…続きを読む
- 第5回 短詩形文学を手がかりに情報を探す――中央公論社の岩渕鉄太郎と横山真一の場合
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河原努(皓星社) ■得がたい支援者 事典の編纂は個人プレーではなく多くの知友の協力があってこそ、恩師・稲岡勝のご友人である坂本寛さん(元東京経済大学図書館)もお世話になっている御一人。古書展で会うと「お、どうだい」と温か […]…続きを読む
- 第4回 Googleブックスの本当の使い方――日本人が本文検索をするために
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小林昌樹(図書館情報学研究者) ■はじめに 皓星社公式ツイッターで第四回テーマのアンケートを取ったところ、いちばん票をとったのがGoogleブックスの使い方についてだった。「さて困った、あれは役には立つが、立たせるのにコ […]…続きを読む
- 第4回 西洋人だからこそわかるナウでモダーンな「清朝考証学」――『哲学から文献学へ–後期帝政中国における社会と知の変動』(B.A. エルマン著)
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■B.A. エルマン『哲学から文献学へ–後期帝政中国における社会と知の変動』馬淵昌也・林文孝・本間次彦・吉田純訳、知泉書館、二〇一四年十月 読了 2015/3/14 目次:http […]…続きを読む
- 第4回 児童文学雑誌『飛ぶ教室』から(2)柳田国男が唯一著書の刊行を許した地方出版社・山村書院
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河原努(皓星社) ■理論社2代目社長の父も出版人? 8月の戦争物を挟んで、雑誌『飛ぶ教室』から見つけた出版人紹介の続きである。といっても、もともと前後編の予定であったので、今回でおしまい。同誌特集「子どもの本の出版」の3 […]…続きを読む