皓星社(こうせいしゃ)図書出版とデータベース

歌誌月光 53号

特集 窪田政男歌集『汀の時』

歌人・福島泰樹主宰の「月光の会」が発行する短歌雑誌。
53号では、主宰の長期連載「下谷風煙録」が最終回となるほか、23名の短歌作品、評論など掲載。

特集は、第三回黒田和美賞受賞を契機に纏められた、窪田政男の第一歌集『汀の時』(月光文庫Ⅳ)。

月光の会内外の書き手22名とともにこの歌集を紐解く。

 

※「月光」は53号より皓星社の発売となりました。1~52号までのバックナンバーをお求めの方は、月光の会事務局までお問い合わせください。
月光の会 http://gekkonokai.net/index.html

著者 福島泰樹(主宰) 竹下洋一(編)
発売日 2017年11月25日
ページ数 74 ページ
定価 1,000円(+税)
判型 A5版並製
装幀・造本 栗原奈穂
カバー写真・
イラスト
佐中由紀枝
ISBN 9784774406473

目次

〔短歌〕

「下谷風煙録・十九」福島泰樹

「リフレインする夏」窪田政男

「パラダイス」髙坂明良

「ミサイルエレジー」吉田和子

「他郷の祭」冨尾捷二

「空を見上げて」颯木あやこ

「フラグメンタル、エンジン・サマー」大和志保

 

〔特集〕窪田政男歌集『汀の時』

〈短歌時評〉「『汀の時』作者への質問と回答」岡部隆志

「『汀の時』書評」山田 航

「漣のようなパロール――窪田政男『汀の時』に寄せて」井上法子

「たそがれは逢魔の時間、あるいは――『汀の時』を読む」大和志保

「やわらかな雨のものがたり」佐久間章孔

「窪田さんのこと」池上規公子

『汀の時』一首鑑賞――髙坂明良/大塚晶香/岡本 康/鎌田圭一/川俣水雪/木下竣介/颯木あやこ/白島 真/髙橋凜凜子/竹下洋一/冨尾捷二/鹿野 氷/中田 實/晴山生菜/江川正治/吉田和子

「死と生の葛藤に耐える詩人白島真(後篇)」髙坂明良

「コトバ数だけ数えうたの2」山崎春美

 

〔短歌〕

「セゾン」鹿野 氷

「六月の繭 長澤延子に(二) 」晴山生菜
「月の庭」大西いづみ
「雨の空」小河内仁美
「孤独の鳥」牧田美保
「病室」荒井真喜子
「永き午後永き戦後や氷水」川俣水雪
「気泡」高橋凜凜子
「薄ら日よ」佐久間章孔
「蟻の体液」二三川練
「街を見る」中田 實
「見えざれば」土谷尚子
「汀の時 窪田政男歌集へ」鎌田圭一
「長良川五首」桑名正和
「少女探偵団」綿田友恵
「Chiasume 4 less than human 」磯村 健
「家書家伝」竹下洋一

 

〔連載〕

「詩は永遠に行為する20 言葉こそ砦①――中井英夫」 髙坂明良
「月光シネマテーク23 百年まちのあのひと そのなな」渡邊浩史
「言霊探偵の事件簿Ⅶ」佐久間章孔

「短現代短歌歌集評3 仲田有里歌集『マヨネーズ」二三川練

 

月光通信
「月光歌筵 前号作品評」綿田友恵
編集後記