皓星社(こうせいしゃ)図書出版とデータベース

歌集 百四十字、老いらくの歌

明日への追憶!

《この本が紹介されました》

2022年12月24日号 東京新聞

2023年4月号 短歌往来

2023年8月10日号 うた新聞

2021年2月21日から、2022年2月28日までの1年間、著者が毎朝ツイッターに投稿した373首を掲載。ツイート文を「長歌」、短歌を「反歌」として編まれた、福島泰樹第34歌集。

「コロナウイルスは生活様式を一変させた。家族葬もその一つだ。遺族が死者を囲ってしまう。四十九日が来て始めて知友の死を知ったりする。せめて柩に眠る友の肩を叩き、しっかり歩いて行けよと声をかけてやりたかった。……連合赤軍粛清事件から50年、そして関東大震災99年の秋ではある。ウクライナの悲惨は私に、大震災時の虐殺を炙り出し、東京大空襲の記憶を烈しくさせた。」(本書「跋」より)

著者 福島泰樹
発売日 2022年12月20日
ページ数 168 ページ
定価 2.500円(+税)
判型 四六判上製
装幀・造本 間村俊一
ISBN 9784774407791

目次


道玄坂の歌 2021年2月21日(土)
桜花爛漫の歌 3月26日(金)
天河庭園の歌 4月25日(日)


白い帽子の歌 5月19日(水)
花荻先生の歌 6月18日(金)
あらえびすの歌 7月16日(金)


黒い大陽の歌 8月15日(日)
雨合羽の歌 9月14日(火)
あめかぜの歌 10日4日(月)


美は乱調の歌 11月1日(木)
歳月は雨、の歌 12月13日(月)
坂本小学校の歌 2022年1月27日(木)


福島泰樹 歌集一覧

福島泰樹(ふくしま・やすき)
1943年3月、東京市下谷區に最後の東京市民として生まれる。早稲田大学文学部卒。1969年秋、歌集『バリケード・一九六六年二月』でデビュー、「短歌絶叫コンサート」を創出、朗読ブームの火付け役を果たす。以後、世界の各地で朗読。全国1700ステージをこなす。単行歌集34冊の他、『福島泰樹歌集』(国文社)、『福島泰樹全歌集』(河出書房新社)、『定本中也断唱』(思潮社)、評論集『追憶の風景』(晶文社)、『日蓮紀行』(大法輪閣)、DVD『福島泰樹短歌絶叫コンサート総集編/遙かなる友へ』(クエスト)、CD『短歌絶叫遙かなる朋へ』(人間社)など著作多数。毎月10日、東京吉祥寺「曼荼羅」での月例短歌絶叫コンサートも38年を迎えた。