四六判・上製・424頁 定価4,800円+税
2009年3月発行
ISBN978-4-7744-0434-9 C0021
装丁 藤巻亮一
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蘭学三昧
杉本つとむ 著


これまで新聞・雑誌などに発表した蘭学研究をまとめあげた著者の傘寿記念の書。図版も多数収録。どの研究にも、綿密な調査という著者の姿勢のひとつが浮かび上がってくる。


 目 次

まえがき
鎖国の中の長崎とオランダ
本木昌造を生み出した長崎通詞の世界
日蘭交流に貢献した阿蘭陀通詞
新井白石とその〈蘭語〉知識――白石の蘭学は再評価すべきである
勝海舟とオランダ語力
近代医学教育の雄・緒方洪庵
蘭学者とその母
華岡青洲とその口授の書
洋学と翻訳
対談:西洋医学思想を『医戒』に学ぶ
 〈付〉C・W・フーヘランドの『医戒』
日本近代化を推進した外国人
「煮えきらない幽霊たち」――登場人物とその史的背景
「峠の雲」――幕末日本の西洋医学事情
「ふるあめりかに袖はぬらさじ」(有吉佐和子作)の舞台、
   横浜と英語通訳
『解体新書』は近代日本医学の“出発点”といえるのか〈付〉書評三題
新蘭学事始〈付〉ノート
『図録蘭学事始』の編纂・刊行を終て
 〈付記〉〈蘭東事始〉という書名について
江戸時代西洋百科事典『厚生新編』を読む
蘭方医と〈空気〉の発見 近代訳語の検証
『和蘭字彙』の原型を求めて
江戸期最大の蘭日辞典『ドゥーフ・ハルマ』の編集と流伝
日本最初の日蘭小辞典『蛮語箋』をめぐって
〈蘭学〉はまだ資料吟味の時代
早稲田大学と洋学資料
  ―資料公開と影印資料叢書の刊行にあたり
早稲田大学と蘭学
Daimy to Orandago -Seizika to Gaikokugo to Sakoku-
資料翻刻 紅毛国はなし唐繰毛
大文字(茶屋)の夜――〈あとがき〉に代えて

 

 
 
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