日本初の理学博士 伊藤圭介の研究

A5判・上製・474頁 定価15,000円+税
2005年11月発行
ISBN4-7744-0385-7 C3040
装丁 藤巻亮一
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日本初の理学博士 伊藤圭介の研究
土井康弘


日本初の理学博士伊藤圭介の実像を幕末から明治期にかけての洋学者としての経糸、植物学者としての緯糸で織りなし誕生した洋学研究史に残る著作。
日記・書簡をふくむ膨大な新史資料を詳細に検討。

 主要目次

刊行を祝して  杉本つとむ

序・問題の所在

第一部 藩医就任から尾張「洋学所」創設までの伊藤圭介
 第1章 嘉永、安政期、伊藤圭介の長崎からの情報入手形態とその内容
       ―上田仲敏と水野正信の情報収集録から―

第二部 蕃書調所出役期の伊藤圭介
 第1章 蕃書調所の物産学研究と伊藤圭介
 第2章 物産方勤務期における伊藤圭介の門人監督の意義
 第3章 伊藤圭介の紹介により始まった松浦武四郎と水野正信との交際

第三部 尾張「洋学所」総裁在任期の伊藤圭介
 
第1章 尾張「洋学所」の成立と展開
       ―「伊藤圭介関係文書」を中心として―

第四部 明治政府勤務期の伊藤圭介
 第1章 日本初の理学博士伊藤圭介
       ―学位取得に至る背景の検討―

第五部 翻刻編
 第1章 物産方出役期における伊藤圭介の家族宛書簡
      (国立国会図書館蔵)

結論と今後の課題
おわりに
注と参考文献
資料
伊藤圭介略年譜
あとがき

 

本書を推薦します

磯野直秀(慶應義塾大学名誉教授)/遠藤正治(愛知大学非常勤講師)/大沢眞澄(東京学芸大学名誉教授)/大森 實(法政大学名誉教授)/岡島徳岳(名古屋市東山植物園長)/栗原福也(東京女子大学名誉教授)/酒井シヅ(順天堂大学名誉教授)/末中哲夫(実学資料研究会初代代表)/竹内 誠(江戸東京博物館館長)/筑波常治(元早稲田大学教授)/平野 満(明治大学文学部教授)/安岡昭男(法政大学名誉教授)/山内一信(名古屋大学大学院医学系研究科教授)/山口隆男(元熊本大学理学部教授)/吉田 忠(東北大学名誉教授)
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