家族の肖像

四六判・上製・272頁 定価2,000円+税
2002年4月発行
ISBN4-7744-0279-6 C 0095
装丁 三谷靱彦
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家族の肖像
平野暉人 著
 
著者/ 似顔絵・オウスケ


日本の現代史に光をなげる
 ハンセン病のため、はなればなれになったひとつの家族が、ここにえがかれている。感情をおさえた文章によって、一家の肖像があらわれる。
 著者の発病を医師にしらされる場面、そこまでつれていった父が、わが子に、もうつとめ先にもどらなくていい、まっすぐ家にかえれという。愛情のこもったその言葉づかい。
 九十年つづいた悪法のかげにその家族の姿があった。
(鶴見俊輔) ――オビより

著者関連リンク
◇パネル展メッセージ(全療協 執行委員 平野 暉人さん)「人 と会うのが怖い」
◇ハンセン病シンポジウムinあいち――ハンセン病を正しく理解するために――
 →シンポジウム録(PDF形式/198KB) 平野さん、シンポジストとして参加
◇せこゆきこ日記

  目次
家族の肖像
 1 兄の死から見えてくるもの
 2 家庭崩壊のはじまり
 3 京都を追われて新天地へ
 4 忍び寄る病魔と第ニの犠牲者
 5 家族の離散と戦争
 6 国民に隠された大地震と空襲の追い打ち
 7 戦後に望みを繋ぐが相次いで発病
 8 新たな生活のはじまり
 9 兄を求めて東京へ
 10 病気を秘して自立の道に
 11 過去を秘し通した社会生活
 12 社会と療養所の間で
 13 人権裁判の勝利と母の墓
著者への手紙

・関連リンク

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