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ドキュメント ゆきゆきて、神軍[増補版]

伝説のドキュメンタリー映画は、本書によって最強伝説になる!

映画『ゆきゆきて、神軍』主人公・奥崎謙三の行動は狂気によるものか、それとも神意か。
「殺人の場面」の撮影の強要など、常人のものさしでは計りがたいスケールで自らを演出する奥崎と、ドキュメンタリー映画作家の壮絶な戦いが読者のキモをつぶす。本書は、原一男監督の出世作「ゆきゆきて、神軍」の製作秘話である。
原一男による書下ろし「老テロリスト その哀しき性」を含む採録シナリオ一挙収載。

※本書は『ドキュメント ゆきゆきて、神軍』(現代教養文庫、1994年)の増補版です。

著者・編者 原一男、疾走プロダクション
発売日 2018年7月10日
ページ数 296 ページ
価格 1,200円(+税)
版型 四六判並製
装幀・造本 小林義郎
ISBN 9784774406572

原一男(はら・かずお)
1945年6月、山口県宇部市生まれ。東京綜合写真専門学校中退後、養護学校の介助職員を経て72年、小林佐智子と共に疾走プロダクションを設立。同年、『さようならCP』で監督デビュー。74年、『極私的エロス・恋歌1974』を発表。セルフ・ドキュメンタリーの先駆的作品として高い評価を得る。87年、『ゆきゆきて、神軍』を発表。大ヒットし、日本映画監督協会新人賞、ベルリン映画祭カリガリ賞、パリ国際ドキュメンタリー映画祭グランプリなどを受賞。94年、小説家・井上光晴の虚実に迫る『全身小説家』を発表。キネマ旬報ベストテン日本映画第一位を獲得。05年、初の劇映画『またの日の知華』を発表。2018年、23年ぶりの新作『ニッポン国VS泉南石綿村』を公開。

 

疾走プロダクション
1972年、小林佐智子プロデューサー、原一男監督が設立した映画製作・配給会社。『さようならCP』(72年)、『極私的エロス・恋歌1974』(74年)、『ゆきゆきて、神軍』(87年)、『全身小説家』(94年)、『またの日の知華』(2005年)を製作・公開発表。公開された作品はいずれも高い評価を得ており、ブエノスアイレス、モントリオール、シェフィールド、アムステルダムなど、各地の国際映画祭でレトロスペクティブが開催されている。

 

原一男公式ホームページ(疾走プロダクション)

目次

増補版のための〈まえがき〉
『ゆきゆきて、神軍』製作ノート(原一男)
PART1―国内篇
PART2―ニューギニア篇
採録シナリオ『ゆきゆきて、神軍』(シナリオ採録・小林佐智子)
対談◉なぜ戦争にこだわり続けるのか(井出孫六、原一男)
神戸の女神・奥崎謙三の妻シズミ(小林佐智子)
老テロリストの―その哀しき性―(原一男)
文庫版のための〈あとがき〉(原一男)
増補版のための〈あとがき〉(原一男)