皓星社(こうせいしゃ)図書出版とデータベース

証言連合赤軍11 離脱した連合赤軍兵士 岩田平治の証言

「連合赤軍事件の全体像」を記録するための証言集、第11号

2013年6月13日、「連合赤軍事件の全体像を残す会」例会会場の会議室はいつになく多数のひとたちが集まっていた。岩田平治さんは長い間、公の発言を控えてきたが、この日は率直に闘いの日々と、「総括」のあと、組織からの離脱を決意するに至った経緯を証言した。意外だったのは、岩田さんが森恒夫の指導性に対して、深い信頼を寄せていた、と語ったことである。

著者 連合赤軍事件の全体像を残す会(編)
発売日 2017年3月25日
ページ数 109 ページ
定価 1,000円(+税)
判型 A5判並製
ISBN 9784774406329

目次

辰野で生まれ、諏訪清陵へ
水産大朋鷹寮305号室
京浜安保共闘の人たちと親しくなる
武装闘争に共感
組織への加盟
武闘への飛躍と組織
毛沢東思想の影響
12.18上赤塚交番襲撃闘争
真岡猟銃奪取闘争後
知らされなかった向山さんの殺害
「やってられない」と思って書いた意見書
森恒夫に心服
向山さんのこと
一度は得心した「総括」
名古屋の10日間
離脱した心境
政治組織と男女関係
「共同幻想論」による理解
「共同幻想論」による連合赤軍事件の考察  岩田平治

旅の途上
上赤塚交番・「佐々木荘」の思い出、そして印旛沼
井川宿営地探訪記
Oさんのこと

【発売】連合赤軍の全体像を残す会
1987 年、事件の当事者と有志により活動を開始。事件の全体像を記録し、後世に残すことを目的として、
関係者へのインタビューと記録などを行なってきた。2004 年より小冊子「証言 連合赤軍」を刊行。

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