2000.10.19 No8 ■@■■■■■■■■■.■ 皓星社通信 ■@■■■■■■■■■.■ ◆◆◆ ◆■ 皓┃星┃社┃通┃信┃      ◇2000年10月19日号No8◇ ◆  ━┛━┛━┛━┛━┛     ==@========================================================.== 隔週刊行(頻繁に増刊の予定) 発行所 株式会社 皓星社                                166-0004東京都杉並区阿佐谷南1-14-5              TEL03-5306-2088 FAX03-5306-4125                   info@libro-koseisha.co.jp 【等幅フォント推奨】     http://www.libro-koseisha.co.jp ━@━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━.━ 【目 次】 皓星社から   ●書評予定      10月20日『毎日新聞』夕刊      来週発売『ダ・カーポ』   ●愛読者カードから ●掲示板再録 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ この号は宣伝ばかりです。 『人物情報大系』の配本ご案内、黒川さんの『南天堂』群像探索記は 次号「特大号」でお送りする予定。 ============================================================== 皓星社から ●書評予定 今週金曜日10/20に毎日新聞夕刊の文化面で『黒旗水滸伝』が取り上 げられます。 同時に、来週発売の「ダ・カーポ」でもノンフィクション作家吉田司 さんが書評を書いて下さいます。どうも、辛口批評らしいです。 ============================================================== ●愛読者カードから 〔黒旗水滸伝〕 20年程前、「現代の眼」から全編をコピーし、ファイル化、かわぐ ちさんのサインもいただいた私家版をつくり、愛読してまいったもの です。無論実践の書として…。革命万歳!(41歳男) 「現代の眼」連載時に読んでいましたので、懐かしく感じました。と、 同時に熱気がよみがえってきました。竹中氏の文章には不思議なリズ ムと磁力があります。かわぐちさんの絵がきっかけになって、たくさ んの読者の手元に届くことを期待しています。 待った甲斐がありました。(40歳男) 戦前から、有島武郎、大杉栄に関する本は読んでいたが、チクマの本 で二人の関係を知り、また伊藤野枝全集にもでていなかった陶山満と の関係もこの本でよく判った。以前からマンガを読んでいなかったの で、この本でも下の文が中心になった。(70歳男) 本書が出版されるまで、大変永い間待ちました。(57歳男) 大変面白い本を出版してくれて有難う。『櫻画報大全』以来の興奮・ 感激です。私は、夜寝床に入ってから本を読むので重たい本、読みづ らい本は困る。4分冊にしてくれたらもっと有難かった。(66歳男) この本の刊行は、このごろとてもうれしかったことの1つです。秋の 中で静かに拝読します。(43歳男) 装丁もいい。かつて断片的に読んだことが懐かしい。 竹中労の著作集を作ったらどうですか。(48歳男) 待ちに待った黒旗水滸伝、喜んで買いました。以前雑誌連載のときの 味読感を思い出しました。久しぶりに充実したときをすごした思いで す。今後も竹中労の著書を刊行してください。古書店でも入手困難な ので。(46歳男) 『南天堂』巻末の広告を見て以来、首を長くして待っていました。い つまでたってもでないのでいい加減いらいらしていました。やっと入 手したのでなにやら珍しい本を手に入れて有難いような気分になって いる次第。 HPのあることを知りました。スバラシイ内容です。(61歳男) 私の熱愛する竹中労の著作はほとんど読んでいます。惜しい人物の早 世、残念でなりません。『黒旗水滸伝』の上梓有難うございました。 私の部屋に竹中氏の遺影と色紙が掲額してあります。『黒旗』登場人 物・添田知道(さつき)氏は私の師匠です。(76歳男) 昨年11月の発売予告以来まった甲斐がありました。5,000円タ ンスの中に入れてずっと待っていました。(38歳男) 画、文――申し分なし。未完で終わるところがまたよい。(53歳男) 内容、価格、装丁etc、文句無し、絶品。竹中労とともに、大正ア ナキスト達がここに生きている。生あるものすべて自由である。毎日 新聞の書評GOODでした。(53歳男) 「現代の眼」連載当時広島に住んでおりましたが、その頃が思い出さ れて妙な感慨に浸ってしまいました。労さんの主張が今の状況の中で 素晴らしく光り輝いていますね。(49歳男) 〔秘帳〕 大変面白かった。性を美しく、真実を詠っていると思う。林あまりの エッセイもよかった。このような美しい真実のエロスを書いた本は尊 いと思う。(62歳男) 美しく、いじらしい、貴重な枕歌です。著者の早世をまことに残念に 思います。出版を感謝します。(79歳男) 装丁、綺麗な本です。第2版発行の時には、ぜひ湯浅真沙子の写真を 入れてください。一寸調べれば作者の実家、友人等がわかるはずです。 「詳細は不明」などというのは努力しない態度です。(70歳男) 書名だけは知っていた、私にとっては幻の歌集。(52歳男) 一読に値する歌集。50年位前に世を去った一人の女性のヒューマン ドキュメント。通読してある種の感銘を受けた。こういう人生もある んだなあ、と思う。歌ははっきり言って稚拙。格調も高くない。しか し、素直にのびのびと詠んでおり、それがいい。当時の人妻で、これ だけセックスを素直に詠った人はいないだろう。面白い。読書会で話 題にしたいと思っている。(69歳男) 性をあからさまに詠んだといっても、決してわいせつでもなく、ほん のりしたいいものであった。そうていなども文句無し。値段は少し高 めでありました。(61歳男) こんな人が、50年も以前にこんなすごい歌を歌っていたとは、その 存在にまず驚きました。読後、脱力感。ああかわいそう。はかない生 涯。でも、歌は生きている。今読んでも前向き明るくさせて、私を後 押ししてくるようだ。(42歳女)                       ============================================================== この話題についてのご意見ご感想、情報をぜひ掲示板に! http://www.libro-koseisha.co.jp/top09/top09.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●掲示板再録 掲示板に、黒川洋さんが「南部僑一郎」について探している旨、書き 込んだところ、前号登場の名田吉孝さんから次の情報が寄せられた。 黒川さんは、ご存知かどうか確認はとっていないが、参考までに再録 する。(編集部) ============================================================== 南部僑一郎を知らないか ------------------------ 投稿日 2000年7月1日(土)10時53分 投稿者 皓星社編集部 現在、編集中のアナキズム人名辞典編集委員の黒川洋さんが、南部僑 一郎という人の情報をもとめています。 南部僑一郎の資料を捜しています。ご連絡ください。 戦前、サンジカリストからプロキノ参加。軟派なゴシップ映画記者は 仮の姿。新東宝倒産労組、わが国初の俳優労組〔東映京都撮影所〕の 支援に竹中労を誘って出向いた人である。 なお、黒川さんの個人誌『黒猫亭通信』残部少しあります。 アナキズム文芸誌「冬の土」総目次と解題など貴重な資料が載ってい ます。 -------------------------------------------------------------- 黒川さんへ ------------------------ 投稿日 2000年10月19日(木)00時33分 投稿者 名田吉孝 ずいぶん前に古本屋で購入していた金園社刊・小泉栄之助編『かくし 芸何でもござれ』(s37.12)という本をナニゲ〜に読んでたら、巻末 の同社刊行物の広告欄に 『民謡り踊り方』神長瞭月 とありました。 これ、多分『民謡の踊り方』のまちがいだろうと思いますけど、この 金園社、住所が台東区西町とあります。浅草近いですよねえ。 やはり香具師・テキヤに関係のある出版社なのでしょうか? 興味シンシンであります。 そうそう、手持ちの室町京之介著『香具師口上集』にも神長瞭月さん のことがちゃ〜んと書かれておりました。 読み直してて、あれれと驚きました。ウカツでありました。 ところで以前このBBSにて 南部僑一郎氏の情報を募集してらしてたと記憶しております。 手持ちのエロ雑誌『夫婦生活』昭和28年の9月號にて ナンキョウ先生座談会に出席なさっております。 記事タイトルは「大東京盛り場五人男 艶笑楽屋ばなし大競演」。 ナンキョウ先生は当然映画評論家として出席、他の4人は以下の通り。 漫画家 小野佐世男 劇場アバン経営主 北里俊夫 作家 野一色幹夫 新宿セントラル劇場演出家 水守三郎 けっこう有名な雑誌ですから、 おそらく御存知かとも思いましたが一応書き込んでおきます。 ============================================================== 皆様のご意見ご感想、情報をぜひ掲示板に! http://www.libro-koseisha.co.jp/top09/top09.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●ご登録・解除は  http://www.libro-koseisha.co.jp/mail/link01.html まで。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは転送歓迎です。記事の引用・転載も自由ですが、 社外の筆者の著作権は執筆者にあります。著作権者の権利を損なわな いようご配慮ください。 ■@■■■■■■■■■.■ 皓星社通信 ■@■■■■■■■■■.■                        2000.10.19 No8