皓星社(こうせいしゃ)図書出版とデータベース

ハンセン病文学作品集1000冊をデジタル化! クラウドファンディングを開始しました。

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平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

私たちは、詩人・評論家の、村松武司(1924-1993)の影響で出版をはじめました。1979年の創業以来、『ハンセン病文学全集』(全10巻)や『海人全集』(全3巻)といった、ハンセン病患者・回復者の作品集や、アジア・朝鮮関連の本を出版してきました。

この『ハンセン病文学全集』編纂の折、大正期以来2000年までに元・患者様の全作品集が、合同・個人合わせて1000タイトル以上出版されていることを確認いたしました。全集刊行の折には、これらの作品集から精選しましたが、ここに採録できなかった多くの作品がありました。

これらの作品すべてにアクセスすることは容易ではなく、復刻等が望まれてきましたが、製作費や保存場所の問題もあり、現実的ではありませんでした。

しかし、近年技術の進歩はめざましく、電子書籍の形をとることで費用を抑え、個人の研究者でも購入できる価格で貴重資料を出版することが可能になりました。すべての患者様の作品集の電子化が実現すれば、ハンセン病に関する啓発・研究の進化と深化に資することが少なくありません。

そこで1年前から、国立ハンセン病資料館様のご協力のもと、この1000冊の作品集の電子書籍化に着手し、進めてまいりました。

この度、より多くの方に当プロジェクトを知っていただくと同時に、制作資金の一部を、クラウドファンディングで募ることにいたしました。詳細は裏面に記載いたしますので、ご高覧ください。

この間の新型コロナ禍によって、社会の差別的な潜在意識が一気に顕在化した感があります。今改めて、ハンセン病問題を通して私たちの社会を見直すことは、終わったこと解決したことではなく、いまだに生々しい現実的な問題ではないでしょうか。

皆様のご賛同、ご支援をお待ちしております。

ご支援はこちらから▶︎「日本の文学史に新たな1ページを刻む。ハンセン病文学作品集1000冊をデジタル化!」

CFリリース ハンセン病文学の杜