> ◆この本は三重県が松尾芭蕉の生誕三百六十年を記念して実施した「生 > 誕360年 芭蕉さんがゆく 秘蔵のくに 伊賀の蔵びらき」事業の一環 > として刊行されました。 > > 上記のように、皓星社の本の紹介にありますが、この本の芭蕉との関 > 係は何でしょうか?
皓星社から回答がないようなので、かわりにお答えいたします。当方、『子不語の夢』の監修者です。『子不語の夢』は芭蕉には関係ありません。お金の出どころが芭蕉がらみだというだけの話です。簡単にお知らせしておきますと、三重県は昨年、予算総額三億三千万円を投じて芭蕉生誕三百六十年記念事業を実施しました。「乱歩蔵びらき委員会」という団体がその予算から五百五十万円を分捕ってきて皓星社に支払い、『子不語の夢』の編集から流通までの業務を担当してもらいました。つまり芭蕉も乱歩もともに三重県伊賀地域の出身であるという、ただそれだけの関係性に基づいて、乱歩と不木の書簡集を芭蕉関連事業の予算で刊行したということになります。もう少し詳しく説明したほうがいいようでしたら、お気軽にお申しつけください。
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